役割

日本では花瓶は仏教の儀式において重要な役割を担ってきました。そのために仏教とともに発展してきたためにシンプルなものが多かったようです。花瓶は香炉と燭台と共に三具足を構成し、仏の供養のために欠かせない道具です。花瓶ではないですが日本の御墓にも花を生ける容器がついています。このように宗教とともに花にまつわるものが発展来ています。

花瓶は花を生けるためのものです。それを重んじるならばクリスタルのようなものでも良いのではないでしょうか?要は部屋を奇麗にするだけならばそのような使い方で良いように思います。日本以外の国ではこのような使い方が主流のようです。

一方日本では宗教とともにあった面があるために奇麗に見せるより、先人への敬意や八百万の神への敬意を表す花を入れるものとして使われています。そのためにシンプルなものが多いのです。

しかしながら西洋文化がどんどん入ってきて花瓶の使い方も変わってきています。そのために花瓶の種類も徐々に変わってきています。一輪ざしの簡素な花瓶も味があるとは思うのですが...

一輪ざし用

花瓶にも一輪ざし用の可愛いものも多くあります。今まで紹介した花瓶はどちらかというと多くの花を飾るような花瓶をイメージしていますが花瓶には一輪ざしのものもあります。

ちょっとしたところに一輪ざしがあると本当にほっとするのは現実です。大した花ではないのですがこの一輪が心を和ませてくれます。

昔はトイレなどにこのような一輪ざしがあったのですが今はみませんね。日本人の心遣いが少なくなったのでしょうか?家が日本風でなくなったのも影響しているようにも思います。

一輪ざしの花瓶ですが、私がイメージしたものとは大きく異なるものが多く売られています。私は細長いものをイメージしていたのですが寸胴のものも多いです。飾り方が変わってきているのですね。

世の中がどんどん欧米化しているので花瓶もそれに伴って変わってきているようです。クリスタルのものが増えているのは知っていましたが、一輪ざしも変わってきているのは知りませんでした。

生活様式の変化で花瓶も変わっていくのですね。

クリスタル、ガラス

ヨーロッパの方では花瓶がクリスタルというかガラス製の場合が多いようです。それと形は口の方が広がる不安定なものが主流のようです。ヨーロッパでは透明のガラス製品が多いようです。もちろん柄の入ったものもあります。

ヨーロッパにもドイツマイセンのように陶器のものもあり、その絵柄はやはり派手です。日本の伊万里焼とは違って絵柄がワンポイントの場合が多いようです。

ヨーロッパのクリスタル花瓶はバカラというブランドが有名です。いろいろな種類のクリスタル花瓶がありますので選びがいがあります。基本的には透明のもので模様や形で特徴を出しているようです。

花瓶についてはガラスの人気が上がってきているようですね。陶器だと切ったところは見えなくて都合が良いように思いますが最近はあまり気にしない人が多いのでしょう。

日本で色や柄のついたクリスタル花瓶を売っている会社もあります。きれいな花瓶ですが花をどのように飾るかは難しいと思います。華やかな花瓶をうまく使いこなすのも面白いでしょう。

陶器

花瓶と言えば日本ではほとんどの場合陶器です。一輪ざしの陶器から大輪の花を飾る花瓶まで大きさ、形、色、柄が多数あります。

陶器の花瓶は無地で単色の安いものから、芸術品に値するようなきらびやかなものまであります。日本で有名な益子焼、信楽焼、砥部焼、有田焼などでさまざまなものがあります。形はほんとうにいろいろです。

陶器でも日本のものは比較的色合いが大人しいものが多いのですが、中国製やその他外国製の陶器の花瓶は比較的派手な色合いのものがあります。このあたりはわびさびを重んじる日本人の特性が出ているのかもわかりません。ただ、有田焼は少し派手なデザインもあります。

日本では花瓶は陶器のものが多いのですが見かけることは徐々に少なくなってきているようにも思います。花瓶を使わずに花を飾ることが増えてきたからかもわかりません。

日本の花瓶は花を目立たせるようなものが多いので地味です。それが味になります。季節ごとに違った花が挿されたときに生えるようになっているのでしょう。

定義は?種類は?

花瓶は切花を挿す目的で用いられる容器であると定義されています。そうすると牛乳瓶でも切り花を挿すと花瓶になるのでしょうか?

花瓶にはいろいろな色、形、材質のものがあります。いろんな大きさやデザインのものがあります。一番多いのが陶器であり、その次がガラスです。花瓶は挿された花を引き立てるのその役割です。よって、花によって変えるのが一般的のように思います。とはいっても、花瓶をそんなに多く持っておくわけにはいかないので無難な柄を選ぶのが一般的ではないでしょうか?

花瓶はジュースなどを入れるガラス瓶同様に、構造が人体にたとえられることが多いです。花瓶の底はよく足と呼ばれる。花瓶が倒れないように、足は倒れない構造になっている。

花瓶は足の上に胴があり、その上が膨らんでいることが多い。そして上部に行くとある部分よりいきなり狭くなり、花の挿しこみ口が開いています。

花瓶すべてがこのような構造になっているわけではありませんが、多くの花瓶がこのような構造になっています。